QIAGEN Protease およびQIAGEN Proteinase K は、広範囲な反応条件において高活性で幅広い基質特異性を示します。両プロテアーゼは、ほとんどのDNAおよびRNA調製法で使用されているバッファー中で高い活性を示し、QIAGEN で品質保証されています。
QIAGEN Protease およびQIAGEN Proteinase Kは、広範囲な塩濃度、変性剤および界面活性剤(表“汎用されているバッファー中でのプロテアーゼ活性”)、pH あるいは温度条件のもとでも高活性で幅広い基質特異性を示し、ほとんどのDNAおよびRNA調製法で使用されているバッファー中で高い活性を示します。両プロテアーゼはQIAGEN で品質保証されています。
QIAGEN Proteinase K は、腐生菌(Tritirachium album) から分離されたスブチリシンタイプのプロテアーゼで、特に短時間のインキュベーションに最適です。本酵素は高温度でより高い活性を示し、幅広い温度およびpH値において安定した活性を保持します。可溶性カルシウムは酵素活性に必須ではありません。したがってヌクレアーゼのようなMg2+依存酵素の阻害に使用されるEDTAが、Proteinase K活性に影響を与えることはありません。Proteinase K は以下のキットに含まれています。
QIAGEN Protease は組み換え枯草菌株から分離されたセリンプロテアーゼで、各種サンプルからの未変性DNAおよびRNAの分離に、Proteinase Kの経済的な代用品として使用できます。QIAGEN Protease はDNaseおよびRNase活性を一切含みません。QIAGEN Protease は以下のキットに含まれています。
注:マニュアルでQIAamp DNA Blood KitおよびQIAGEN Blood & Cell Culture DNA Kitを使用する場合、7 mlの蒸留水で各々のQIAGEN Proteaseをボトル中で再懸濁してください。
注:QIAamp 96 DNA Blood BioRobot 9604 Kit は各々のQIAGEN Proteaseをボトル中で10 mlの蒸留水で再懸濁してご使用ください。
注:QIAGEN Protease はDNeasy Tissue、DNeasy 96 Tissue Kit およびQIAamp DNA Mini Kit に添付されているBuffer ATLと併用しないでください。SDS 0.5%以上、サルコシル1%以上、あるいは他の界面活性剤が高濃度の場合には、インキュベーション時間を延長し、またフル活性を得るため、EDTA濃度は8 mM 以下にする必要があります。
QIAGEN Protease またはQIAGEN Proteinase Kを使用する場合の手順は、対応するキットのハンドブックに記載されています。
QIAGEN ProteaseおよびQIAGEN Proteinase KはDNAおよびRNA調製中のプロテアーゼ処理を行ないます。プロテアーゼ処理を行なう際には、酵素間の微妙な差異を考慮してください。
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