QIAseq Pan-Cancer Multimodal HT Panel

1つのサンプル、1つのワークフロー、1日で調製。
最小10 ng からDNA 変異、融合遺伝子、遺伝子発現解析のターゲット解析が同一サンプルから可能なパネル

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QIAseq Multimodal HC Panel HT (12)

Cat. No. / ID:  334942

QIAseq Multimodal HC Panel HT (12) contains ALL reagents (except indices) sufficient to process 12 samples for multimodal HT (DNA and RNA) sequencing; fixed high content panel for a total of 24 reactions
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PanelIndex
Panel
Index
Samples
12
96
QIAseq Pan-Cancer Multimodal HT Panelは分子生物学的アプリケーション用であり、疾病の診断、予防、あるいは治療に使用することはできません。

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Features

  • わずか一日で、全核酸からシークエンスライブラリー構築を実現するワークフロー
  • 分子バーコード(UMI)搭載による偽陽性の排除と高感度な変異検出
  • Single-Primer Extension(SPE)技術により困難な配列へのプライマーデザインを1 チューブで実現
  • インデックスホッピングを最小限にするUnique Dual Indices(UDIs)を使用
  • DNA およびRNA の同時プロファイルを可能とするSample to Insight ソリューション

Product Details

QIAseq Multimodal Panels は、DNA およびRNA のターゲットエンリッチメント用のライブラリー調製が同一ワークフローで可能です。2つの別々のワークフローが不要なため、ライブラリー調製にかける時間を最小限にすることができ、複数バイオマーカー探索のために、貴重なサンプルを最大限に生かすことができます。

Principle

NGS の試薬、装置およびバイオインフォマティクスの進歩により、生体サンプル中の DNA と RNA の変化について効率的に調べることが可能になっています。しかしながら、従来法では抽出後の DNAと RNA を別々のワークフローでライブラリー調製する必要があり、これには次のような課題があります。

  • それぞれのワークフローに対して十分な量の DNA と RNA が必要
  • DNA と RNA それぞれに対して異なる技術アプローチのため、解析結果の考察が複雑
  • 非効率的なサンプルおよび試薬の消費
  • 所要時間が長い

現状の課題を克服するために、QIAseq Multimodal Panels は、全核酸(DNA+RNA)から、Unique Dual Index (UDI)に対応した DNA や RNA イルミナシークエンサー用ライブラリーを一つのワークフローで構築します。さらに、低収率、低品質な生体サンプルでも使用できるよう設計されています。

Procedure

QIAseq Pan-cancer Multimodal Panel のワークフロー


QIAseq Pan-cancer Multimodal Panel ワークフローにより、わずか一日でシークエンシングに使えるライブラリーを作製できます。ライブラリーのインサート長はおよそ 150 bp なので、FFPE 由来サンプルのような低品質サンプルにも高い互換性のあるワークフローとなっています。

DNA と RNA バイオマーカーのロバストな検出


QIAseq Pan-cancer Multimodal Panel を使用すると、全核酸から一つのワークフローで DNA や RNA のバイオマーカーを正確に検出できます。QIAseq Pan-cancer Multimodal Panel の DNA と RNA のバイオマーカーを同時に検出するワークフローで得られる結果の正確性は、2つの既存製品(QIAseq Targeted DNA PanelsとQIAseq Targeted RNAscan Panels)による別々のワークフローとの比較データによって示されています。

Applications

QIAseq Pan-cancer Multimodal Panel を使用すると、一つのワークフローを用いて、全核酸から下記のようにさまざまなバイオマーカーを調べることができます。全核酸は、QIAseq Pan-cancer Multimodal Panel 用に最適化されたプロトコールにより精製可能です。 この技術は、一つのサンプルからさまざまなタイプのバイオマーカーを評価する包括的ゲノムプロファイリング(comprehensive genomic profiling:CGP)に最適です。また、マルチオミックス解析や統合解析のようなバイオマーカー探索は、より深く、より有意義な考察に重要です。本製品のパネルサイズ(DNA領域の場合)は、およそ 1.4Mb です。解析ターゲットは、DNA に対して 523 遺伝子、RNA に対して 56 遺伝子、MSI について 26 マーカーです。

 

DNA から:

  • 一塩基多型(SNV)
  • 挿入と欠失(InDel)
  • コピー数多型(CNV)

 

RNAから:

  • 融合遺伝子
  • エクソンスキッピング
  • 遺伝子発現レベル

Supporting data and figures