QIAxpert スライドで実験の柔軟性と精度が向上
QIAxpertでは、ディスポーザブルのマイクロフリューディックスライドを使用して、1回の測定あたり最大16サンプルを同時解析することができます。スライドは毛細管現象を利用してサンプルを吸い込み、測定セル内で保持できるため、とても操作が簡単なうえに、クロスコンタミネーションのリスクも回避できます(図
QIAxpert Slideのマイクロフリューディック特性)。さらに、スライド上の使用しなかったウェルは、別の時に使用することができるので、とても経済的です。スライドに必要な液量はわずか2 µlです。そしてサンプルをスライドにロードした後、室温で2時間保存することができますので、実験計画にも余裕が生まれます。特殊なプラスチック素材でスライドを作成しているので、測定に必要な可視・紫外光領域において、高い光学的透過性を示します。
最新のバイオインフォマティックスを駆使したスマートプロトコール
QIAxpertは、従来の吸光度による核酸やタンパク質の定量解析はもちろんのこと、“アプリ”と呼ばれるスマートプロトコールを使用すれば、目的の生体物質を定量することができます。バイオインフォマティックスの専門知識と大量の実サンプルによる検証を経て、スペクトラルプロファイリングプロトコールは、目的の分子に焦点を当てて、不純物やバックグラウンドとしての濁度を差し引き、純粋な目的分子を定量測定することを可能にしました。
独特なスペクトラルコンテンツプロファイリング
独自に開発したスペクトラルプロトコールは、単離精製が難しいサンプルや、増幅した核酸のようなサンプルに対して、革新的な解析情報を提供します。スペクトラルプロトコールは、これまでの吸光度による測定法では測定阻害を及ぼしていた複数の可視・紫外光に吸収を持つ化合物を多数含むような複雑なサンプルに対しても、精度の高い定量測定結果を提供することができます。本体内蔵のソフトウェアのアルゴリズムは、DNA、RNAやその他不純物のような特定化合物を、可視・紫外光でのスペクトラムより抽出することでそれらの寄与を解析できます(図
RNAスペクトラムプロファイリング解析)。これらのデータはqPCRによる定量的遺伝子発現解析などでのデータ解釈にとても有効な情報となります。なぜならgDNAの混入は測定結果の精度を著しく低下させるため、本来のRNAそのものの量を知ることは重要であり、QIAxpertによる定量および品質情報はそれらを強力にサポートすることができます。