dPCR Qiacuity instrument

デジタルPCRワークフローおよび製品

QIAcuityデジタルPCRシステムは、マイクロ流体ナノプレートを用いたデジタルPCR(dPCR)プラットフォームであり、パーティショニング、サーマルサイクリング、イメージング/データ取得というdPCRに必要な一連のステップを1台の装置ですべて行うことができます。

QIAcuityの優位性

pcr dpcr qiacuity workflow

QIAcuityでの処理の流れは?

リアルタイムPCR実験と同様に、サンプル調製では、マスターミックス、プローブ、プライマーを8、24、または96ウェルナノプレートに加え、その後サンプルを加えます。このシステムは、パーティショニング、ヒートサイクリング、イメージングを1つに統合した完全自動化装置です。サンプルから結果まで2時間未満で完了します。専用ソフトウェアのSoftware Suiteは、ターゲット配列のマイクロリットルあたりのコピー数(濃度)を示すことに加え、陽性サンプルやNTCなどの品質コントロールも解析できます。この解析は、同じローカルエリアネットワーク(LAN)内の離れた場所にあるコンピューターでも行うことができます。

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エコシステムとしてのQIAcuity

QIAcuityデジタルPCRシステムを使用することは優れた基盤となりますが、このシステムではエコシステムの考え方を取り入れ、デジタルPCR反応を真の成功に導くため、対応する付属品、キット、アッセイを幅広く用意しています。

遺伝子発現の解析、希少突然変異の検出、微生物の定量では戦略が異なります。実利のある洞察を戦略から得るため、適切なツールを探すのに苦労する必要はありません。QIAcuityエコシステムで利用できる多岐にわたるオプションを探索すれば、目的のアプリケーションに合わせてデジタルPCRをカスタマイズできます。

QIAcuity_DX
QIAcuityDxで臨床PCRのワークフローを効率化

QIAcuityDxは、IVDアプリケーションに特化しています。この全自動システムでは、手作業の時間が減り、重要な遺伝子変異を確実に検出・定量することで、診断の正確性と操作効率が向上します。QIAcuityDxのユーティリティモード、IVD医療機器消耗品、試薬、ソフトウェアを使用することで、ユーザー独自のアッセイメニュー*を簡単に開発できます。

QIAcuityデジタルPCRシステムの選び方

各装置は、ナノプレート、キット、アッセイとともに、柔軟なスループットとマルチプレックス化を備えた、高いパフォーマンスとデータ品質を提供します。適切な質問をして、ニーズを評価してください。

  • どのアプリケーションを最も頻繁に実行しますか?
  • どの計測オプションが研究規模に最も適していますか?
  • 初期投資以外の製品ケア費用はいくらですか?

決定を下す際の包括的な製品ケアに関する詳細なガイダンスについては、QIAcuity サービスパンフレットをダウンロードしてください。

出版物

QIAcuit ydPCR製品を特集する記事のリストをご覧ください。

*FDAの「医療機器、実験室で開発された検査」に関する最終規則(2024年5月6日)および「施設内アッセイ」に関するEUの規制要件(規制(EU) 2017/746 -IVDR- Art. 5(5))

QIAcuityは、分子生物学アプリケーション向けに設計されています。本製品を疾病の診断、予防、治療に使用することはできません。そのため、本製品の臨床用途(診断、予後、治療、または血液バンク)での性能特性は不明です。

QIAcuityDx dPCRシステムは、自動マルチプレックス定量dPCRテクノロジーを用いた体外診断に使用し、病理学的状態に関する診断情報を提供することを目的とします。

QIAcuityおよびQIAcuityDx dPCR装置はBio-Rad Laboratories, Incから許諾を得て販売しています。ただし、小児科用途での使用権は含まれておりません。