Microbiome, Foundation, Sample technologies
微生物またはマイクロバイオームのワークフロー

微生物およびマイクロバイオーム関連製品とワークフロー

マイクロバイオーム研究の全工程を支える必須ツール

サンプル採取から詳細な分析まで、あらゆる研究ニーズに対応する微生物/マイクロバイオーム関連製品を研究の最初から最後までご提供します。場当たり的なプロトコールはもう必要ありません。相互にシームレスに連携するように設計されたキット、機器、およびソフトウェアをご用意しています。必要なツールは、下記のインタラクティブな図表でご確認ください。

最適なラボツール、キット、製品を今すぐ見つける

サンプル採取、RNAまたはDNA精製、dPCR、NGS、デジタルデータ解析など、ヒトマイクロバイオーム研究、微生物の同定と検出、または農業や食品検査に特化した製品が見つかります。

糞便サンプルを採取する際、検体中の核酸や微生物は、酸素や水分量の変化、温度変化に影響を受けます。さらに、核酸精製の長期保存によって特定の菌種の増減や微生物組成の変化が生じる可能性があります。

そのため、サンプルに関する最も正確な知見を得るためには、サンプル中の微生物とその核酸を安定化させることが極めて重要です。当社のDNA/RNA 保護ソリューションは、サンプルを損傷することなく、微生物群集の完全性を維持します。

Tissuelyzer III, Instrument

微生物サンプルには、微生物、その頑丈な細胞壁、代謝産物、その他の生物的および非生物的分子がしばしば複雑に混在しています。これらの成分には、さまざまな細胞外ポリマーが含まれる場合があり、非常に多様です。このような複雑さと堅牢性のため、微生物サンプルのの溶解は非常に困難です。

効率的な破砕を確実にするためには、機械的な均質化が不可欠であり、分析ワークフローにバイアスを導入することを回避します。

96ウェルプレート中の微生物サンプル

96ウェルプレートで難しいサンプルを溶解するにはどうすればよいでしょうか?余分なビーズを取り除き、漏れや交差汚染を防ぐためのプレート密封方法は?詳しくはビデオをご覧ください。

PowerBead Proプレートは、QIAGENの新しいProキット技術の一部です。TissueLyser II用の改良されたビーズ破砕プロセスにより、細菌や真菌を溶解するためのハイスループットで効率的な方法が提供されます。あらゆる種類の土壌および糞便から微生物ゲノムDNAを精製する目的で、DNeasy 96 PowerSoil Pro Kitに含まれています。

Human biomedical research, Microbiome, Foundation, Sample Technologies

由来の異なるサンプルには、それぞれ固有の物理的、化学的、微生物学的組成や物質構成に起因する特有の課題があります。そのため、当社のヒトバイオメディカル研究用のサンプル調製キットは、腸、糞便、スワブなどの特定のサンプルタイプに最適化されています。

さらに、特許取得済みのInhibitor Removal Technology®(IRT)により、精製プロセス中に阻害物質を除去することができます。これにより、要求の厳しいダウンストリームアプリケーションでもすぐに使用できる純粋な高収量の核酸が得られます。

ヒトマイクロバイオームサンプル調製–ハイライト

A woman interested in marine biology studies a jar containing a rock pool sample, Environmental and agricultural research, Microbiome, Foundation, Sample Technologies

多くの場合、環境サンプルには、植物、昆虫、動物の糞、微生物など、無機物と有機物が複雑に混ざり合っています。そのため、環境中の微生物試料を溶解して解析することは非常に困難です。

信頼性の高い知見を得るために、当社の環境および農業研究用サンプル調製キットは、土壌、バイオフィルム、廃水、植物など、特定の種類のサンプルに合わせて最適化されています。

さらに、特許取得済みのInhibitor Removal Technology®(IRT)により、精製プロセス中に阻害物質を除去することができます。これにより、要求の厳しいダウンストリームアプリケーションでもすぐに使用できる純粋な高収量の核酸が得られます。

環境および農業サンプル調製 ― ハイライト

自動サンプル調製システムにより、手作業の手間が軽減

サンプル調製は、微生物ワークフローの成功と再現性に重要な要素です。複数のユーザーがサンプルから核酸を精製すると、手作業による操作が多くなりエラーのリスクが高まります。これにより、核酸の品質(分解、濃度、汚染物質の存在など)にばらつきが生じ、結果に影響を与える可能性があります。したがって、核酸精製の自動化は、再現性を確保する一つの方法です。標準化された信頼性の高いサンプル調製を実現するQIAGENの自動化ソリューションについて、詳しくはこちらをご覧ください。

サンプル解析

あらゆるサンプルタイプからのDNA精製サービス
高度な技術を用い、抽出と定量からNGSおよび解析まで対応します。
dPCR、qPCR、またはNGSを用いて、微生物ターゲット、抗菌薬耐性遺伝子、または病原性遺伝子を検出、同定、定量化します。

次世代シークエンシングによる全ゲノムおよびターゲットシーケンス解析

NGS analysis

次世代シークエンシング(NGS)法を用いることで、微生物群衆の数千種を同時に解析することが可能になりました。これにより、NGSはヒトおよび環境マイクロバイオームの研究に革命をもたらしました。

試薬とプライマーの選択は、バイアスを最小限に抑え、リード深度を最大化するという、目的のNGSライブラリを作成する上で重要な役割を果たしています。当社が提供する多様なキットは、さまざまな増幅およびシークエンシングのニーズに対応し、均一なカバレッジと高いリード品質を実現します。

マイクロバイオームおよび微生物の検出と特性評価のためのNGS ― ハイライト

デジタルPCRによる微生物の検出と定量

難しいサンプル中に微量の微生物標的が存在すると、それらの特異的な検出とモニタリングが妨げられます。そこでデジタルPCRが役立ちます。
デジタルPCRは、その高い精度と感度により、多様なサンプルから細菌、真菌、寄生虫、ウイルス、抗菌薬耐性遺伝子、病原性因子遺伝子など、幅広い微生物標的を同定できるだけでなく、標準曲線を用いることなく標的の絶対定量もできます。

新しいdPCR微生物DNA検出アッセイポートフォリオ:

  • 680種類超のターゲット
  • 1回の反応で微生物DNAとウイルスRNAを合わせて検出
  • 1回の反応につき最大5種類のターゲットを検出
  • 約2時間で完了するシンプルで迅速なdPCRワークフロー
QIAstat-Dx, QIAcuity, syndromic testing, digital PCR, dPCR, scan cartridge, Labworker handling the instrument, touch display, Julian Phillips, Amit Singh, Chaimae Safi, mask, wearing masks, labcoat
700種類以上のdPCR微生物アッセイを使用、または独自のアッセイを作成
細菌、真菌、寄生虫、ウイルスを標的とした、ウェットラボで検証済みの数百種類のdPCRアッセイをご利用いただけます。または、当社独自のカスタム設計アッセイツールを使用して、独自のアッセイを設計することもできます。
ADNA, PCR plate, qPCR, adding DNA the colored MasterMix is turning from blue to green, visual control of correct pipetting, cat. no. 208054 QuantiNova SYBR Green PCR Kits (500), cat. no.208254 QuantiNova Probe PCR Kits (500) 05/2013, (PCR, Spin/Tube/Plate, Photography, Applications DNA (ADNA))

real-time PCRによる特異的かつ高感度な微生物の検出

微生物の同定およびプロファイリングにreal-time PCRを用いる場合、感度と特異性という2つの要素が重要となります。これらは、均一なPCR効率と増幅条件に依存します。当社の実験的に検証済みの微生物DNA qPCRアッセイでは、シンプルなqPCRワークフローを用いて、微生物種、病原性遺伝子、または抗生物質耐性遺伝子を検出できます。さらに、特定の標的を評価するためのカスタムアッセイを設計することもできます。

Think outside the box
複雑な微生物ゲノムデータを理解する

構造が明確で分かりやすいデータだけが、現状を理解し、適切なアクションを起こすことを可能にします。しかし、データの量と複雑さが、過度の負担となることがあります。

だからこそ、QIAGEN CLC Genomics Workbench Premiumは、使いやすく直感的なバイオインフォマティクスプラットフォームであると言えます。ビッグデータから目的の微生物の特性解析へとスムーズに移行できるよう、様々なツールとカスタマイズ可能なワークフローを利用できます。

マイクロバイオーム解析のためのデジタルインサイトを見つける

マイクロバイオーム研究法のFAQ

16SおよびITS rRNAシークエンシングとは?

微生物群のプロファイリングに最も一般的に用いられる方法は、細菌および真菌について、それぞれ16SリボソームRNA(rRNA)遺伝子と内部転写スペーサー(ITS)領域をシークエンシングすることです。これらは広く分布しており、保存性が高いことから、16S rRNA遺伝子およびITS領域は、細菌と真菌の同定および分類に用いられる確立された遺伝子マーカーとなっています。

16S rRNA遺伝子は、高度に保存された領域と可変領域の両方から構成されています。保存された領域は、可変領域のPCR増幅のためのプライマー結合部位として機能し、可変領域には、細菌の同定と分類に使用できる配列が含まれています。

ショットガンメタゲノミクスシークエンシングとは?

16S rRNAおよびITSシークエンシングとは対照的に、ショットガンメタゲノミクスシークエンシングは、サンプルに存在するすべての生物のゲノム全体をカバーします。

ショットガンメタゲノミクスシークエンシングは、サンプル内のすべての遺伝情報をカバーします。したがって、データは、メタゲノミクスアセンブリとビニング、代謝機能プロファイリング、抗生物質耐性遺伝子プロファイリングなど、さまざまな分析に使用できます。

メタトランスクリプトミクスとは?

メタトランスクリプトミクスは、自然環境における微生物群の遺伝子発現プロファイル全体を研究します。これにより、遺伝子発現レベルと、生物の生理学的状態に対する病理学的状態などさまざまな条件に応じた変化の定量が可能になります。