HotStarTaq Plus Master Mix Kit

すべてのアプリケーションで迅速かつ特異的な増幅
  • わずか5分で迅速に酵素活性化
  • より少ないピペッティング操作でコンタミのリスクを軽減
  • 至適化なしに高いPCR特異性を実現
  • 直接ゲルにロード可能なオプションのバッファーで簡単な操作

HotStarTaq Plus Master Mix Kit には、HotStarTaq Plus DNA Polymerase、至適化が最小限で済む画期的なQIAGEN PCR Buffer およびdNTPs が含まれています。HotStarTaq Plus Master Mix KitはHotStarTaq Master Mix Kit 同様に優れた特異性と感度の高いPCR を実現し、酵素活性時間はわずか5 分です。さらに、2種類のマーカー色素を含むCoralLoad Concentrate が同梱されているので、ピペッティングの目視化が改良され、またPCR 産物を即座にゲルにアプライできます。

製品名 Cat. no. List price:
HotStarTaq Plus Master Mix Kit (250)
For 250 x 20 μl reactions: 3 x 0.85 ml HotStarTaq Plus Master Mix (contains 250 units of HotStarTaq Plus DNA Polymerase, PCR Buffer with 3 mM MgCl2, and 400 μM of each dNT), 1 x 0.55 ml CoralLoad Concentrate, 2 x 1.9 ml RNase-Free Water
203643
¥30,500
HotStarTaq Plus Master Mix Kit (1000)
For 1000 x 20 μl reactions: 12 x 0.85 ml HotStarTaq Plus Master Mix (contains 1000 units of HotStarTaq Plus DNA Polymerase, PCR Buffer with 3 mM MgCl2, and 400 μM of each dNTP), 4 x 0.55 ml CoralLoad Concentrate, 8 x 1.9 ml RNase-Free Water
203645
¥102,000
HotStarTaq Plus Master Mix Kit (2500)
For 2500 x 20 μl reactions: 25 ml HotStarTaq Plus Master Mix (contains 2500 units of HotStarTaq Plus DNA Polymerase total, PCR Buffer with 3 mM MgCl2, and 400 μM of each dNTP), 5.5 ml CoralLoad Concentrate, 2 x 20 ml RNase-Free Water
203646
¥224,000

HotStarTaq Plus Master Mix Kit  は分子生物学実験用です。疾病の診断、治療または予防の目的には使用することはできません。


  • Main Image Navi
CoralLoad Concentrate|HotStarTaq Plus操作手順|最高の特異性。|異なるプライマー/テンプレートシステムにおける高特異性|RT-PCR性能へのホットスタートの影響|マルチプレックスPCRでの特異的な増幅|シングルセルで高感度なPCR|プライマーのアニーリングにおける特異性が増加|
[A] マーカー色素を含むCoralLoad PCR Buffer。 [B] CoralLoad PCR Bufferを用いるとPCR溶液をゲルに直接ロードできDNAの移動を簡単に認識できる。|HotStarTaq Plus 操作手順は迅速かつ容易で最高の使いやすさを実現|QIAGENの HotStarTaq Plus DNA Polymerase、HotStarTaq DNA Polymerase、Taq DNA Polymeraseおよび表記メーカーのホットスタートPCR酵素3種類を用いてPCRを行なった。50 ngのヒトゲノムDNAを用いて、メーカーの推奨する方法で反応を同時に行なった。ヒトCFTR遺伝子の1.5 kbフラグメントを35 PCRサイクルで増幅した。M:マーカー。|3種類の異なるプライマー/テンプレートシステムでR社のTaq DNA polymerase(R)、あるいはHotStarTaq DNA Polymerase (H)を用い、同じ条件下でPCRを行った。システム 1:ヒトゲノムDNAからD-IgIの1.1 kbのフラグメントを増幅した。システム 2:ヒトゲノムDNAからX連鎖性若年性網膜分離症に関与している領域の296 bpのフラグメントを増幅した。システム 3:トータルRNAより合成されたcDNAからβ-Actinの214 bpのフラグメントを増幅した。M:マーカー。注:HotStarTaq DNA Polymeraseのデータを示す。 同等の感度および特異性がHotStarTaq Plus DNA Polymeraseを用いて得られた。|ヒトインターロイキン1レセプター(タイプII)遺伝子の1.1 kbフラグメントをcDNAから増幅した。増幅反応は以下の組み合わせで3セット調製した。 L社のTaq DNA polymeraseとバッファー(No hot start);L社の抗体修飾した酵素とバッファー(抗体利用);QIAGENのHotStarTaq DNA PolymeraseとPCR Buffer(HotStarTaq)。M:マーカー。注:HotStarTaq DNA Polymeraseのデータを示す。 同等の感度および特異性がHotStarTaq Plus DNA Polymeraseを用いて得られた。|マウスp53遺伝子フラグメントをゲノムDNAからマルチプレックスPCRで増幅した。R社の酵素(No hot start)および QIAGEN のHotStarTaq Master Mix Kit(HotStarTaq Master Mix) を用いて、スタンダードの条件で増幅反応を同時に行った。M:マーカー。注:HotStarTaq Master Mix Kitのデータを示す。 同等の感度および特異性がHotStarTaq Plus Master Mix Kit を用いて得られた。|マウスのp53 遺伝子のフラグメント(500 bp)のシングルセルPCR を、HotStarTaq およびHotStarTaq Plus DNA Polymerase を用いてduplicate で行った。両酵素ともに同程度の高い特異性と感度を示した。M:マーカー。注:HotStarTaq Plus DNA Polymeraseのデータを示す。同等の感度および特異性がHotStarTaq Plus Master Mix Kit を用いて得られた。|QIAGEN PCRバッファー中のアンモニウムイオンとカリウムイオンにより、プライマーのアニーリングにおける特異性が増加。K+ はDNA バックボーンのリン酸基(P)に結合し、テンプレートへのプライマー·アニーリングを安定化する。サーマルサイクリング条件下では、アンモニウムイオンおよびアンモニアの両方として存在するNH4+は、塩基(B)間の水素結合に相互作用するため、ミスマッチの塩基間の水素結合を不安定にする。これら2 種類の陽イオンの組み合わせ効果により、幅広い温度範囲において非特異的なプライマー·テンプレート結合に対して特異的な結合の比率が高く保たれる。|
パフォーマンス

HotStarTaq Plus DNA Polymeraseは全てのロットで、低コピー数のターゲットを増幅する実験によりPCR特異性の厳密さや再現性をチェックするなど、広範囲の品質管理テストを受けています。HotStarTaq Plus Master Mix Kitは他社のキットに比べて高性能で、特異性と感度の高いホットスタートPCRを実現します (図“高い特異性”、“異なるプライマー/テンプレートシステムにおける高特異性”、および表)。キットに付属の画期的なPCRバッファーは、様々なPCR条件において特異性を実現し、至適化を最小限に抑えます。本キットには、また、CoralLoad Concentrate が付属で入っています。 これによりピペッティングを目視でき、PCR産物をゲルに直接ロードすることが可能なので、簡便性が増加します。CoralLoad ConcentrateをPCRに添加しても、増幅感度や特異性に影響しません。CoralLoad Concentrateの存在下で増幅したPCRフラグメントは精製が不要で、クローニングや制限酵素反応でよい結果が得られます。

高い特異性と簡便な操作を実現するHotStarTaq Plus Master Mix Kitは、複雑なゲノムテンプレートあるいはcDNAテンプレート(図“RT-PCR性能へのホットスタートの影響”)、複数のプライマーペア(図“マルチプレックスPCRでの特異的な増幅”)、増幅困難なサンプルあるいは低コピーのターゲット(図“高感度のシングルセルPCR”)などとの使用に適しています。HotStarTaq Plus Master Mix Kitはまた、遺伝子スクリーニングのような多数サンプルを増幅するプロジェクトに最適です。

ホットスタート法の比較 
HotStarTaq Plus DNA Polymerase HotStarTaq DNA Polymerase ホットスタート酵素AII R社 I社(抗体利用) マニュアル ワックスバリア
特異的な増幅 ++ ++ + ++ + +/– +/–
最小限のPCR至適化 ++ ++ +/– +/– +/–
取り扱いの簡便さ ++ ++ ++ + +
活性化のスピード ++ + ++ ++ ++
HotStarTaq Plus DNA Polymerases詳細データ

濃度:5 units/µl
組み換え酵素:Yes
基質アナログ:dNTP、ddNTP、dUTP、biotin-11-dUTP、DIG-11-dUTP、 fluorescent-dNTP/ddNTP
エクステンション速度:72℃ で2~4 kb/min 
半減期:97℃で10分、94℃で60分 
増幅効率:≥105
5'–>3' エキソヌクレアーゼ活性:Yes
余分なA付加:Yes
3'–>5' エキソヌクレアーゼ活性:No
ヌクレアーゼの混入:No
RNasesの混入:No
プロテアーゼの混入:No
自己プライマー活性:No 

原理

HotStarTaq Plus Master Mixは HotStarTaq Plus DNA Polymerase、QIAGEN PCR Buffer、MgCl2、dNTPs がすでにミックスされ即使用可能です。HotStarTaq Plus DNA Polymerase は、わずか5分間の迅速な活性化時間で、従来のHotStarTaq DNA Polymeraseの優れた性能を保持しています。

QIAGEN Taq DNA Polymerase を改良したHotStarTaq Plus Plus Polymerase は、常温では不活性状態でポリメラーゼ活性はありません。これによりPCRセットアップ中や最初のサイクル中に低温で形成されるプライマーダイマー、および非特異的にアニーリングしたプライマーのエクステンションを防ぎます(図“Highest specificity" 最高の特異性”および"異なるプライマー/テンプレートシステムにおける高特異性”)。HotStarTaq Plus DNA Polymeraseは、95℃、5 分間のインキュベーションステップで活性化され、このステップは既存のサーマルサイクリングのプログラムに容易に導入できます。

QIAGEN PCR Buffer

QIAGEN PCR Buffer は、各PCRサイクルでアニーリングステップ中にプライマー特異的な結合の割合を非特異的な結合に対して高めることにより、各PCRサイクルの特異的な増幅を維持します(図“プライマーアニーリングの特異性が増大”)。このバッファーはユニークな配合比のKClと (NH4)2SO4を含み、従来のPCRバッファーに比べ、幅広いアニーリング温度やMg2+濃度の範囲で厳密で特異的なプライマーアニーリングを実現します。従って、異なるアニーリング温度あるいはMg2+ 濃度を用いて行なうPCRの至適化は最小限ですみ、または不要なこともあります。 

CoralLoad Concentrate

HotStarTaq Plus Master Mix Kitには、ゲルローディング試薬と2種類のマーカー色素が入ったCoralLoad Concentrate (図“CoralLoad Concentrate”)が入っています。CoralLoad Concentrateはピペッティングの目視化を改良し、DNAの移動距離の予測およびアガロースゲルの泳動時間の至適化が容易に行なえます。CoralLoad Concentrateを用いた際は、PCR反応液を直接アガロースゲルにロードできます。 ローディングバッファーの添加の必要がありません。

操作手順
HotStarTaq Plus Master Mix Kitは簡便なマスターミックスフォーマットですので、操作は容易です。HotStarTaq Plus DNA Polymerase は、95℃、5分間のインキュベーションステップで活性化され、このステップは既存のサーマルサイクリングのプログラムに容易に導入できます。マスターミックスを用いて、反応セットアップを室温で迅速かつ容易に行なえます。 10 µlのHotStarTaq Plus Master Mix を各PCRチューブにピペットでいれ、RNaseフリー水(キットに付属)で希釈したプライマートテンプレートDNAを10 µl添加します(図“HotStarTaq Plus 操作手順”)。ピペッティング・ステップは最小限に抑えられ、エラーとコンタミのリスクが減少し、スループット数と再現性が増加します。キットに付属の至適化済みのプロトコールにより、PCRセットアップを迅速かつ容易に行なえます。本キットには、また、CoralLoad Concentrate が付属で入っています。 これによりピペッティングを目視でき、PCR産物をゲルに直接ロードすることが可能なので、簡便性が増加します。
アプリケーション

HotStarTaq Plus Master Mix Kitは、以下の増幅などの高度なアプリケーションを含む様々なアプリケーションに最適です。 

  • 複雑なゲノムテンプレート
  • 複雑なcDNAテンプレート(例;RT-PCR)
  • 低コピーのターゲット(例;シングルセルPCR)
  • マルチプレックスPCR
Feature
Specifications
Applications PCR, RT-PCR, Complex genomic templates, very low-copy targets
Enzyme activity 5' -> 3' exonuclease activity
Mastermix Yes
Reaction type PCR amplification
Real-time or endpoint Endpoint
Sample/target type Genomic DNA and cDNA
Single or multiplex Single
With/without hotstart With hotstart

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キットハンドブック
2
For highly specific hot-start PCR without optimization  
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至適化不要で特異性の高いホットスタートPCR
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クイックスタートプロトコール
1
MSDS
1
Download Safety Data Sheets for QIAGEN product components.
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画像
Ready-to-load PCR buffer
CoralLoad Concentrate
[A] マーカー色素を含むCoralLoad PCR Buffer。 [B] CoralLoad PCR Bufferを用いるとPCR溶液をゲルに直接ロードできDNAの移動を簡単に認識できる。
HotStarTaq Plus procedure
HotStarTaq Plus操作手順
HotStarTaq Plus 操作手順は迅速かつ容易で最高の使いやすさを実現
Highest specificity with HotStarTaq Plus Polymerase
最高の特異性。
QIAGENの HotStarTaq Plus DNA Polymerase、HotStarTaq DNA Polymerase、Taq DNA Polymeraseおよび表記メーカーのホットスタートPCR酵素3種類を用いてPCRを行なった。50 ngのヒトゲノムDNAを用いて、メーカーの推奨する方法で反応を同時に行なった。ヒトCFTR遺伝子の1.5 kbフラグメントを35 PCRサイクルで増幅した。M:マーカー。
Higher Specificity with Different Primer–Template Systems
異なるプライマー/テンプレートシステムにおける高特異性
3種類の異なるプライマー/テンプレートシステムでR社のTaq DNA polymerase(R)、あるいはHotStarTaq DNA Polymerase (H)を用い、同じ条件下でPCRを行った。システム 1:ヒトゲノムDNAからD-IgIの1.1 kbのフラグメントを増幅した。システム 2:ヒトゲノムDNAからX連鎖性若年性網膜分離症に関与している領域の296 bpのフラグメントを増幅した。システム 3:トータルRNAより合成されたcDNAからβ-Actinの214 bpのフラグメントを増幅した。M:マーカー。注:HotStarTaq DNA Polymeraseのデータを示す。 同等の感度および特異性がHotStarTaq Plus DNA Polymeraseを用いて得られた。
Effect of Hot Start on RT-PCR Performance
RT-PCR性能へのホットスタートの影響
ヒトインターロイキン1レセプター(タイプII)遺伝子の1.1 kbフラグメントをcDNAから増幅した。増幅反応は以下の組み合わせで3セット調製した。 L社のTaq DNA polymeraseとバッファー(No hot start);L社の抗体修飾した酵素とバッファー(抗体利用);QIAGENのHotStarTaq DNA PolymeraseとPCR Buffer(HotStarTaq)。M:マーカー。注:HotStarTaq DNA Polymeraseのデータを示す。 同等の感度および特異性がHotStarTaq Plus DNA Polymeraseを用いて得られた。
Specific Amplification in Multiplex PCR
マルチプレックスPCRでの特異的な増幅
マウスp53遺伝子フラグメントをゲノムDNAからマルチプレックスPCRで増幅した。R社の酵素(No hot start)および QIAGEN のHotStarTaq Master Mix Kit(HotStarTaq Master Mix) を用いて、スタンダードの条件で増幅反応を同時に行った。M:マーカー。注:HotStarTaq Master Mix Kitのデータを示す。 同等の感度および特異性がHotStarTaq Plus Master Mix Kit を用いて得られた。
Highly Sensitive Single-Cell PCR*
シングルセルで高感度なPCR
マウスのp53 遺伝子のフラグメント(500 bp)のシングルセルPCR を、HotStarTaq およびHotStarTaq Plus DNA Polymerase を用いてduplicate で行った。両酵素ともに同程度の高い特異性と感度を示した。M:マーカー。注:HotStarTaq Plus DNA Polymeraseのデータを示す。同等の感度および特異性がHotStarTaq Plus Master Mix Kit を用いて得られた。
NH4+ and K+ cations in QIAGEN PCR buffers increase specific primer annealing
プライマーのアニーリングにおける特異性が増加
QIAGEN PCRバッファー中のアンモニウムイオンとカリウムイオンにより、プライマーのアニーリングにおける特異性が増加。K+ はDNA バックボーンのリン酸基(P)に結合し、テンプレートへのプライマー·アニーリングを安定化する。サーマルサイクリング条件下では、アンモニウムイオンおよびアンモニアの両方として存在するNH4+は、塩基(B)間の水素結合に相互作用するため、ミスマッチの塩基間の水素結合を不安定にする。これら2 種類の陽イオンの組み合わせ効果により、幅広い温度範囲において非特異的なプライマー·テンプレート結合に対して特異的な結合の比率が高く保たれる。