HotStarTaq Master Mix Kit

どのようなPCRアプリケーションでも特異性の高い増幅を実現

  • 至適化なしに高いPCR特異性を実現
  • 反応セットアップが室温で可能
  • 即使用可能なマスターミックスフォーマットでピペッティング操作が減少

HotStarTaq Master Mixには、HotStarTaq DNA Polymerase、至適化が最小限で済む画期的なQIAGEN PCR Buffer、およびdNTPが含まれています。マスターミックスには全ての成分が含まれているので、ピペッティングステップとコンタミのリスクが減少し、スループット数と再現性が増加します。

製品名 Cat. no. List price:
HotStarTaq Master Mix Kit (250 U)
3 x 0.85 ml HotStarTaq Master Mix (contains 250 units HotStarTaq DNA Polymerase, PCR Buffer with 3 mM MgCl2, and 400 µM of each dNTP)and 2 x 1.7 ml RNase-Free Water
203443
¥34,500
HotStarTaq Master Mix Kit (1000 U)
12 x 0.85 ml HotStarTaq Master Mix (contains 1000 units HotStarTaq DNA Polymerase, PCR Buffer with 3 mM MgCl2, and 400 µM of each dNTP) and 8 x 1.7 ml RNase-Free Water
203445
¥120,000
Hot StarTaq Master Mix Kit (2500 U)
1 x 25 ml HotStarTaq Master Mix (contains 2500 units HotStarTaq DNA Polymerase PCR Buffer with 3 mM MgCl2, and 400 µM of each dNTP) and 1 x 50 ml RNase-Free Water
203446
¥254,000

HotStarTaq Master Mix Kit  は分子生物学実験用です。疾病の診断、治療または予防の目的には使用することはできません。


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HotStarTaq操作手順|卓越した性能|異なるプライマー/テンプレートシステムにおける高特異性|RT-PCR性能へのホットスタートの影響|高感度のシングルセルPCR|異なったマグネシウム濃度への適応|Multiplex PCRにおける特異的な増幅|プライマーアニーリングの特異性増大|
HotStarTaq操作は迅速かつ容易で最高の使いやすさを実現する。|ヒトゲノムDNA 1 μgに添加されたHIV-pol遺伝子50コピーから、497 bpフラグメントを増幅した。様々なホットスタート酵素を使用した:QIAGENのHotStarTaq DNA Polymerase(HotStarTaq)、AII社のホットスタート酵素(Hot-start enzyme)、L社のTaq抗体ミックス(Antibody-mediated)、R社のホットスタートではない酵素(No hot start)。矢印は特異的なPCR産物を示す。各PCR反応液から同量を2%アガロースゲルにロードした。M:マーカー。|3種類の異なるプライマー/テンプレートシステムでR社のTaq DNA polymerase(R)、あるいはHotStarTaq DNA Polymerase(H)を用い、同じ条件下でPCRを行なった。システム 1:ヒトゲノムDNAからD-IgIの1.1 kbのフラグメントを増幅した。システム 2:ヒトゲノムDNAからX連鎖性若年性網膜分離症に関与している染色体領域の296 bpのフラグメントを増幅した。システム 3:トータルRNAより合成されたcDNAからβ-アクチンの214 bpのフラグメントを増幅した。M:マーカー。|ヒトインターロイキン1レセプター(タイプ II)遺伝子の1.1 kbフラグメントをcDNAから増幅した。増幅反応は以下の組み合わせで3セット調製した: L社のTaq DNA polymeraseとバッファー(No hot start); L社の抗体修飾した酵素とバッファー(Antibody-mediated);QIAGENのHotStarTaq DNA PolymeraseとPCR Buffer(HotStarTaq)。M:マーカー。|フローサイトメトリーを用いて直接各PCRチューブに分離した1個の細胞からマウスp53 遺伝子の500 bp フラグメントを増幅した。各反応は以下の組み合わせで行なった:QIAGENのHotStarTaq DNA PolymeraseとPCR Buffer(HotStarTaq)、AII社のホットスタート酵素とバッファー(Hot-start enzyme)、L社の抗体修飾した酵素とバッファー(抗体利用)。M:マーカー。|表記のMg2+濃度で、QIAGEN PCR BufferとTaq DNA Polymerase(QIAGEN)を用いてPCR反応を行なった。同じ条件のPCR反応をAII社のPCRバッファーとTaq DNA polymerase を用いて行なった。QIAGENのバッファーと酵素を使用した各実験ではシングルコピーのヒトプリオンタンパク遺伝子が良好に増幅された。M:マーカー。|マウスのp53遺伝子フラグメントをゲノムDNAからマルチプレックスPCRで増幅した。R社の酵素(No hot start)および QIAGEN のHotStarTaq Master Mix Kit(HotStarTaq Master Mix)を用いて、スタンダードの条件で増幅反応を同時に行なった。M:マーカー。|QIAGEN PCR Buffer中のアンモニウムイオンとカリウムイオンにより、プライマーのアニーリングにおける特異性が増加。K+ はDNA バックボーンのリン酸基(P)に結合し、テンプレートへのプライマーアニーリングを安定化する。サーマルサイクリング条件下では、アンモニウムイオンおよびアンモニアの両方として存在するNH4+は、塩基(B)間の水素結合に相互作用するため、ミスマッチの塩基間の水素結合を不安定にする。これら2 種類の陽イオンの組み合わせ効果により、幅広い温度範囲において非特異的なプライマー/テンプレート結合に対して特異的な結合の比率が高く保たれる。|
パフォーマンス

HotStarTaq Master Mix Kitは全てのロットで、低コピー数のターゲットを増幅する実験によりPCR特異性の厳密さや再現性をチェックするなど、広範囲の品質管理テストを受けています。HotStarTaq Master Mix Kitは他社のキットに比べて高性能で、特異性と感度の高いホットスタートPCRを実現します(図"Higher specificity with different primer–template systems異なるプライマー/テンプレートシステムにおける高特異性"、"卓越した性能 " および表)。キットに付属の画期的なPCRバッファーは、様々なPCR条件において特異性を実現し、至適化は最小限に抑えられます(図 "幅広い至適アニーリング温度" および"異なったマグネシウム濃度への適応")。

高い特異性と簡便な操作を実現するHotStarTaq Master Mix Kitは、複雑なゲノムテンプレートあるいはcDNAテンプレート(図“RT-PCR性能へのホットスタートの影響”)、複数のプライマーペア(図“Multiplex PCRにおける特異的な増幅”)、増幅困難なサンプルあるいは低コピーのターゲット(図“高感度のシングルセルPCR”)などとの使用に適しています。これはまた、遺伝子スクリーニングのような多数サンプルを増幅するプロジェクトに最適です。

ホットスタート法の比較 
HotStarTaq DNA Polymerase ホットスタート酵素AII 抗体利用 マニュアル ワックスバリア
特異的な増幅 ++ + + +/– +/–
PCR至適化の不要性 ++ +/– +/–
取り扱いの簡便さ ++ ++ +
HotStarTaq DNA Polymerase 詳細データ

濃度:5 units/µl
組み換え酵素:Yes
基質アナログ:dNTP、ddNTP、dUTP、biotin-11-dUTP、DIG-11-dUTP、 fluorescent-dNTP/ddNTP
エクステンション速度:72℃ で2~4 kb/min 
半減期:97℃で10分、94℃で60分 
増幅効率:≥105
5'–>3' エキソヌクレアーゼ活性:Yes
余分なA付加:Yes
3'–>5' エキソヌクレアーゼ活性:No
ヌクレアーゼの混入:No
RNasesの混入:No
プロテアーゼの混入:No
自己プライマー活性:No 

原理

HotStarTaq Master Mixは即使用可能なマスターミックスで、HotStarTaq DNA Polymerase、QIAGEN PCR Buffer、dNTPsが入っています。Taq DNA Polymeraseを修飾したHotStarTaq DNA PolymeraseはホットスタートPCR において高い特異性を実現します。

HotStarTaq DNA Polymerase

HotStarTaq DNA Polymeraseは、常温では不活性状態でポリメラーゼ活性はありません。この特性により、PCR セットアップや最初のPCR サイクル中の低温での非特異的なプライマーのアニーリングやプライマーダイマーの形成を回避できます(図"ホットスタートPCRで最高のパフォーマンスを実現"および"異なるプライマー/テンプレートシステムにおける高特異性")。HotStarTaq DNA Polymeraseは、95℃、15 分間のインキュベーションステップで活性化され、このステップは既存のサーマルサイクリングのプログラムに容易に導入できます。

QIAGEN PCR Buffer

QIAGEN PCR Buffer は、各PCRサイクルでアニーリングステップ中にプライマー特異的な結合の割合を非特異的な結合に対して高めることにより、各PCRサイクルの特異的な増幅を維持します(図“プライマーのアニーリングの特異性増大”)。このバッファーはユニークな配合比のKClと (NH4)2SO4を含み、従来のPCRバッファーに比べ、幅広いアニーリング温度やMg2+濃度の範囲で厳密で特異的なプライマーアニーリングを実現します。従って、異なるアニーリング温度あるいはMg2+濃度を用いて行なうPCRの至適化は最小限ですみ、または不要なこともあります(図 "幅広い至適アニーリング温度"および"異なったマグネシウム濃度への適応")。

操作手順
HotStarTaq Master Mix Kitは簡便なマスターミックスフォーマットですので、操作は容易です。HotStarTaq DNA Polymeraseは、95℃、15 分間のインキュベーションステップで活性化され、このステップは既存のサーマルサイクリングのプログラムに容易に導入できます。マスターミックスを用いて、反応セットアップを室温で迅速かつ容易に行なえます。 25 µlのHotStarTaq Master Mixを各PCRチューブにピペットでいれ、RNaseフリー水(キットに付属)で希釈したプライマーとテンプレートDNAを25 µl添加します(図"HotStarTaq操作手順")。ピペッティングステップは最小限に抑えられ、エラーとコンタミのリスクが減少し、スループット数と再現性が増加します。キットに付属の至適化済みのプロトコールにより、PCRセットアップを迅速かつ容易に行なえます。
アプリケーション

HotStarTaq Master Mix Kitは、増幅などの高度なアプリケーションを含む様々なアプリケーションに最適です: 

  • 複雑なゲノムテンプレート
  • 複雑なcDNAテンプレート(例;RT-PCR)
  • 低コピーのターゲット(例;シングルセルPCR)
  • マルチプレックスPCR
Feature
Specifications
Applications PCR, RT-PCR, Complex genomic templates, very low-copy targets
Enzyme activity 5'-> 3' exonuclease activity
Mastermix Yes
Reaction type PCR amplification
Real-time or endpoint Endpoint
Sample/target type Genomic DNA and cDNA
Single or multiplex Single
With/without hotstart With hotstart

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キットハンドブック
1
HotStarTaq DNA Polymerase; HotStarTaq Master Mix Kit - For highly specific hot-start PCR without optimization  
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クイックスタートプロトコール
1
User-Developed Protocols
1
As starting material, 5 g soil was mixed with different amounts of Bacillus subtilis cells. Sensitivity was 5 x 103 cells/5g soil.
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MSDS
1
Download Safety Data Sheets for QIAGEN product components.
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画像
Highly specific PCR results with both manual and automated PCR setup
HotStarTaq操作手順

HotStarTaq操作は迅速かつ容易で最高の使いやすさを実現する。

Superior Performance in Hot-Start PCR
卓越した性能
ヒトゲノムDNA 1 μgに添加されたHIV-pol遺伝子50コピーから、497 bpフラグメントを増幅した。様々なホットスタート酵素を使用した:QIAGENのHotStarTaq DNA Polymerase(HotStarTaq)、AII社のホットスタート酵素(Hot-start enzyme)、L社のTaq抗体ミックス(Antibody-mediated)、R社のホットスタートではない酵素(No hot start)。矢印は特異的なPCR産物を示す。各PCR反応液から同量を2%アガロースゲルにロードした。M:マーカー。
Higher Specificity with Different Primer–Template Systems
異なるプライマー/テンプレートシステムにおける高特異性
3種類の異なるプライマー/テンプレートシステムでR社のTaq DNA polymerase(R)、あるいはHotStarTaq DNA Polymerase(H)を用い、同じ条件下でPCRを行なった。システム 1:ヒトゲノムDNAからD-IgIの1.1 kbのフラグメントを増幅した。システム 2:ヒトゲノムDNAからX連鎖性若年性網膜分離症に関与している染色体領域の296 bpのフラグメントを増幅した。システム 3:トータルRNAより合成されたcDNAからβ-アクチンの214 bpのフラグメントを増幅した。M:マーカー。
Effect of Hot Start on RT-PCR Performance
RT-PCR性能へのホットスタートの影響
ヒトインターロイキン1レセプター(タイプ II)遺伝子の1.1 kbフラグメントをcDNAから増幅した。増幅反応は以下の組み合わせで3セット調製した: L社のTaq DNA polymeraseとバッファー(No hot start); L社の抗体修飾した酵素とバッファー(Antibody-mediated);QIAGENのHotStarTaq DNA PolymeraseとPCR Buffer(HotStarTaq)。M:マーカー。
Single-Cell PCR
高感度のシングルセルPCR
フローサイトメトリーを用いて直接各PCRチューブに分離した1個の細胞からマウスp53 遺伝子の500 bp フラグメントを増幅した。各反応は以下の組み合わせで行なった:QIAGENのHotStarTaq DNA PolymeraseとPCR Buffer(HotStarTaq)、AII社のホットスタート酵素とバッファー(Hot-start enzyme)、L社の抗体修飾した酵素とバッファー(抗体利用)。M:マーカー。
Wide Annealing-Temperature Window
異なったマグネシウム濃度への適応
表記のMg2+濃度で、QIAGEN PCR BufferとTaq DNA Polymerase(QIAGEN)を用いてPCR反応を行なった。同じ条件のPCR反応をAII社のPCRバッファーとTaq DNA polymerase を用いて行なった。QIAGENのバッファーと酵素を使用した各実験ではシングルコピーのヒトプリオンタンパク遺伝子が良好に増幅された。M:マーカー。
Specific Amplification in Multiplex PCR
Multiplex PCRにおける特異的な増幅
マウスのp53遺伝子フラグメントをゲノムDNAからマルチプレックスPCRで増幅した。R社の酵素(No hot start)および QIAGEN のHotStarTaq Master Mix Kit(HotStarTaq Master Mix)を用いて、スタンダードの条件で増幅反応を同時に行なった。M:マーカー。
NH4+ and K+ cations in QIAGEN PCR buffers increase specific primer annealing
プライマーアニーリングの特異性増大
QIAGEN PCR Buffer中のアンモニウムイオンとカリウムイオンにより、プライマーのアニーリングにおける特異性が増加。K+ はDNA バックボーンのリン酸基(P)に結合し、テンプレートへのプライマーアニーリングを安定化する。サーマルサイクリング条件下では、アンモニウムイオンおよびアンモニアの両方として存在するNH4+は、塩基(B)間の水素結合に相互作用するため、ミスマッチの塩基間の水素結合を不安定にする。これら2 種類の陽イオンの組み合わせ効果により、幅広い温度範囲において非特異的なプライマー/テンプレート結合に対して特異的な結合の比率が高く保たれる。