DNeasy Plant Mini Kit

植物細胞および組織、菌類からのトータル細胞性DNA(最大30 µg)の精製
  • 夾雑物や酵素阻害物を含まない高純度のDNA
  • 即使用可能なDNAの迅速分離
  • 有機溶媒抽出、エタノール沈殿不要
DNeasy Plant Mini Kit は、スピンカラムフォーマットにより、シリカをベースにした迅速で簡単なDNA 精製を実現します。使用するサンプルにより収量は異なりますが、一般的には3~30 µgの高品質DNAが得られます。DNeasy Plant Mini Kitを用いたDNA精製はQIAcubeで自動化可能です。
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DNeasy Plant Mini Kit (50)
50 DNeasy Mini Spin Columns, 50 QIAshredder Mini Spin Columns, RNase A, Buffers, Collection Tubes (2 ml)
69104
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DNeasy Plant Mini Kit (250)
250 DNeasy Mini Spin Columns, 250 QIAshredder Mini Spin Columns, RNase A, Buffers, Collection Tubes (2 ml)
69106
¥124,000

DNeasy Plant Mini Kit  は分子生物学実験用です。疾病の診断、治療または予防の目的には使用することはできません。


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DNeasy PlantおよびDNeasy 96 Plant操作手順|PCR分析|RAPD分析|高純度DNA|マツ葉から精製したDNAの純度|
|図に示した植物種の葉/針葉から精製したDNA(10 ng)を、cpDNAのtRNA遺伝子trnL(UAA)5'エキソンとtrnL(UAA)3'エキソン間の、コードされていない遺伝子間スペーサー用のユニバーサルプライマーで増幅した(Taberlet, P. et al.(1991) Plant Mol.Biol.17, 1105)。M:100 bp ラダー。|in vitroで増殖した各種のヒマワリ(Helianthus)の葉から得られたDNA(50 ng)をRAPDプライマー(10 nt)で増幅し、1.5%アガロースゲルで電気泳動した。M:100 bp ラダー。(データ提供:H.J. Henn, Institute of Agricultural Botany, University of Bonn, Germany)|表記の葉あるいは針葉からDNeasy Plant Mini Kitで精製したDNAのアガロースゲル(0.8%)。分析未処理DNA(0.5 µg、左)、または1 µg のEcoRI処理したDNA(右)を各レーン対にロードした。M:ラムダ HindIII。|Dellaporta法、CTAB法あるいはDNeasy Plant Mini Kit を用いてマツ葉から精製したDNAの吸光スペクトル(220~320 nm)。高純度のDNAは260 nmで対称的なピークを持ちスムーズなカーブを示す。従来法で精製した植物DNAには、多糖類などの二次代謝産物が混入することが多く、ODの読み取り(A260/ A280)に支障をきたし、濃度や純度の決定の際に誤りを生じやすい。|
パフォーマンス

DNeasy Plant Mini Kit は、DNA精製が困難なサンプルを含む様々な植物種および組織から、高品質のDNAを効率良く、かつ迅速に分離できます(表 “DNeasy Plant Kitで処理した植物種のリスト”)。新鮮、凍結および乾燥サンプルの全てに適応可能です。DNeasy Plant 操作法では、細胞片を効率的に除去して溶解後のサンプル処理を容易にするユニークなろ過ホモジナイゼーションカラム、QIAshredder Maxi Spin Columnを使用します。

DNeasy Plant Kitで処理した植物種のリスト
Abies alba(シルバーモミ) Nicotiana tabacum(タバコ)
Aesculus hippocastanum(セイヨウトチノキ) Oryza sativa(イネ)4
Arabidopsis thaliana(シロイヌナズナ) Pelargonium sp.(ゼラニウム)4
Avenasp.(カラスムギ) Petunia sp.4
Brassica napus(セイヨウアブラナ) Pinus sylvestris(スコッチマツ)、P. brutia5
Brassica oleracea(コールラビ) Populus tremula(ポプラ)
Chicorium endivia(チコリー) Pseudotsuga menziesii(ダグラスモミ)
Citrullini lanatus(スイカ) Quercus roburQ. petrea (カシ)6,7
Egeriasp. Rhododendron sp.2,4
Fagus sylvatica(ブナ)1 Rubus idaeus(キイチゴ)
Helianthus spp.(ヒマワリ) Solanum tuberosum(ジャガイモ)
Hordeum vulgare(オオムギ)2 Sphagnum palustre(コケ)
Humulus sp.(ホップ) Spinacia oleracea(ホウレンソウ)
Hydrilla sp. Taxus baccata(イチイ)
Kalanchoe spp. Triticum aestivum(コムギ)4
Lupinus sp. Ulmus glabra(ニレ)6
Lycopersicon esculentum(トマト)3 Vitis spp.(ブドウ)6
Myriophyllum sp. Zea mays(トウモロコシ)
若い葉あるいは針葉(および表記の組織)を採取後直ちに凍結した。その後、DNeasy Plant Mini KitでDNA精製を行なった。1ブナの実、2乾燥した葉、3カルス、4成植物由来の葉、5胚乳、6炭水化物豊富な旧葉、7芽。菌類を含む他の種からのDNA分離に関する詳細は、テクニカルサポートにお問い合わせください。

通常、最高100 mgの湿重量のサンプル量と、50~400 µl の溶出量で3~30 µgのDNAが得られます。DNA収量はゲノムのサイズ、倍数性、細胞数および植物の発育段階に依存しており、異種間および組織間で変動します。低い範囲値はアラビドプシスに、高い範囲値はコムギにそれぞれ対応します。

DNeasy Plant法を使用すれば、従来法でよくみられる、多糖類などの二次代謝産物の混入もなく、純粋な核酸が得られます。このような夾雑物は、分光分析の読み値に影響することや、酵素反応を阻害することがあります。 DNeasyで精製したDNAの吸光スペクトルは260 nmで左右対称のピークを示し(図“葉/針葉から精製したDNAの純度”と“マツ葉から精製したDNAの純度”)、このDNAが酵素阻害物質のような夾雑物を含まないことを実証しています。DNAをDNeasyで精製すると、その大きさは最大40 kbになります(図“高純度DNA”)。精製したDNAは、様々な用途に使用することができます(図”PCR分析”と”RAPD分析”)。

原理
DNeasy Plant Kits は、植物組織や細胞および菌類から高純度の全細胞DNAを分離するために最高のシリカメンブレンテクノロジーと簡便なスピンカラム法を使用しています。DNeasyテクノロジーにより臭化セチルトリメチルアンモニウム(CTAB)、フェノールやクロロホルム抽出のような手間のかかるDNA精製操作の必要はなくなりました。DNeasy調製法を用いればアルコール沈殿なしに精製したDNAをすぐに使用できます。DNeasyサンプル調製法はQIAGENがライセンスを有しています。
操作手順

サンプルはまず機械的に破砕され、次いで化学的に溶解されます(フローチャート "DNeasy PlantおよびDNeasy 96 Plant操作手順")。RNAは溶解操作の際にRNase分解により除去されます。細胞片、沈殿したタンパク質および多糖類を除去し、QIAshredder Spin Columnを通過させるために遠心操作をし、サンプルをホモジナイズします。バッファー条件を調整したサンプルをDNeasy Plant Mini Spin Column にロードします。短い遠心操作により、DNAは選択的にシリカメンブレンに結合し、夾雑物は通過します。残留した夾雑物や酵素阻害物質は1回または2回の洗浄ステップで除去されます。その後、高純度のDNAが水または低塩濃度溶出バッファーで溶出され、即使用可能となります。

アプリケーション

DNeasy Plant Mini Kitは、以下を含む植物組織からDNAを精製することができます。

植物細胞
植物組織
菌類
Feature
Specifications
Applications PCR, real-time PCR, blotting
Elution volume 50–400 µl
Format Spin column
Main sample type Plant samples
Processing Manual
Purification of total RNA, miRNA, poly A+ mRNA, DNA or protein DNA
Sample amount <100 mg
Technology Silica technology
Time per run or per prep <1 hour
Yield 3–30 µg

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パンフレット
3
クイックスタートプロトコール
1
キットハンドブック
1
References
0
画像
DNeasy Plant and DNeasy 96 Plant Procedures
DNeasy PlantおよびDNeasy 96 Plant操作手順
PCR analysis of DNA from Different Plant Species
PCR分析
図に示した植物種の葉/針葉から精製したDNA(10 ng)を、cpDNAのtRNA遺伝子trnL(UAA)5'エキソンとtrnL(UAA)3'エキソン間の、コードされていない遺伝子間スペーサー用のユニバーサルプライマーで増幅した(Taberlet, P. et al.(1991) Plant Mol.Biol.17, 1105)。M:100 bp ラダー。
RAPD Analysis of Sunflower Species
RAPD分析
in vitroで増殖した各種のヒマワリ(Helianthus)の葉から得られたDNA(50 ng)をRAPDプライマー(10 nt)で増幅し、1.5%アガロースゲルで電気泳動した。M:100 bp ラダー。(データ提供:H.J. Henn, Institute of Agricultural Botany, University of Bonn, Germany)
Pure DNA (20–25 kb) for restriction analysis.
高純度DNA
表記の葉あるいは針葉からDNeasy Plant Mini Kitで精製したDNAのアガロースゲル(0.8%)。分析未処理DNA(0.5 µg、左)、または1 µg のEcoRI処理したDNA(右)を各レーン対にロードした。M:ラムダ HindIII。
DNA Purity Depends on Isolation Method
マツ葉から精製したDNAの純度
Dellaporta法、CTAB法あるいはDNeasy Plant Mini Kit を用いてマツ葉から精製したDNAの吸光スペクトル(220~320 nm)。高純度のDNAは260 nmで対称的なピークを持ちスムーズなカーブを示す。従来法で精製した植物DNAには、多糖類などの二次代謝産物が混入することが多く、ODの読み取り(A260/ A280)に支障をきたし、濃度や純度の決定の際に誤りを生じやすい。