DNeasy Plant Mini Kit は分子生物学実験用です。疾病の診断、治療または予防の目的には使用することはできません。
DNeasy Plant Mini Kit は、DNA精製が困難なサンプルを含む様々な植物種および組織から、高品質のDNAを効率良く、かつ迅速に分離できます(表 “DNeasy Plant Kitで処理した植物種のリスト”)。新鮮、凍結および乾燥サンプルの全てに適応可能です。DNeasy Plant 操作法では、細胞片を効率的に除去して溶解後のサンプル処理を容易にするユニークなろ過ホモジナイゼーションカラム、QIAshredder Maxi Spin Columnを使用します。
通常、最高100 mgの湿重量のサンプル量と、50~400 µl の溶出量で3~30 µgのDNAが得られます。DNA収量はゲノムのサイズ、倍数性、細胞数および植物の発育段階に依存しており、異種間および組織間で変動します。低い範囲値はアラビドプシスに、高い範囲値はコムギにそれぞれ対応します。
DNeasy Plant法を使用すれば、従来法でよくみられる、多糖類などの二次代謝産物の混入もなく、純粋な核酸が得られます。このような夾雑物は、分光分析の読み値に影響することや、酵素反応を阻害することがあります。 DNeasyで精製したDNAの吸光スペクトルは260 nmで左右対称のピークを示し(図“葉/針葉から精製したDNAの純度”と“マツ葉から精製したDNAの純度”)、このDNAが酵素阻害物質のような夾雑物を含まないことを実証しています。DNAをDNeasyで精製すると、その大きさは最大40 kbになります(図“高純度DNA”)。精製したDNAは、様々な用途に使用することができます(図”PCR分析”と”RAPD分析”)。
サンプルはまず機械的に破砕され、次いで化学的に溶解されます(フローチャート "DNeasy PlantおよびDNeasy 96 Plant操作手順")。RNAは溶解操作の際にRNase分解により除去されます。細胞片、沈殿したタンパク質および多糖類を除去し、QIAshredder Spin Columnを通過させるために遠心操作をし、サンプルをホモジナイズします。バッファー条件を調整したサンプルをDNeasy Plant Mini Spin Column にロードします。短い遠心操作により、DNAは選択的にシリカメンブレンに結合し、夾雑物は通過します。残留した夾雑物や酵素阻害物質は1回または2回の洗浄ステップで除去されます。その後、高純度のDNAが水または低塩濃度溶出バッファーで溶出され、即使用可能となります。
DNeasy Plant Mini Kitは、以下を含む植物組織からDNAを精製することができます。
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