Taq PCR Master Mix Kit

簡便な PCR セットアップ用マスターミックス

  • PCR条件の至適化が最小限で済むQIAGEN PCR Buffer
  • マスターミックスで容易な反応セットアップ
  • より少ないピペッティングステップでコンタミリスクを低減
Taq PCR Master Mix Kit には、Taq DNA Polymerase、至適化を最小限にするための画期的なQIAGEN PCR Buffer、およびdNTP が含まれています。簡便な2xマスターミックスによりピペッティングステップが減少し、スループット数と再現性が増大し、コンタミリスクは低減します。
製品名 Cat. no. List price:
Taq PCR Master Mix Kit (250 U)
3 x 1.7 ml Taq PCR Master Mix containing 250 units Taq DNA Polymerase, 3 x 1.7 ml Distilled water
201443
¥28,500
Taq PCR Master Mix Kit (1000 U)
12 x 1.7 ml Taq PCR Master Mix containing 1000 units Taq DNA Polymerase, 12 x 1.7 ml Distilled water
201445
¥99,500

Taq PCR Master Mix Kit  は分子生物学実験用です。疾病の診断、治療または予防の目的には使用することはできません。


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再現性のあるPCR|異なったマグネシウム濃度への適応|Tm 値の異なるプライマーへの適応性|ロット間での再現性|長いPCR産物の特異的増幅|プライマーのアニーリングにおける特異性が増加|
B型肝炎ウイルスの表面抗原(遺伝子S)をターゲットテンプレートとして10、20、50コピーからTaq PCR Master Mix Kitを用いて増幅した。同コピー数のテンプレート5個をそれぞれ同時に増幅した。全てのPCR産物は、同量を2%アガロースゲルにロードして電気泳動を行なった。C :ネガティブコントロール、M:マーカー。|表記のMg2+濃度で、QIAGEN PCR BufferとTaq DNA Polymerase (QIAGEN)を用いてPCR反応を行なった。同じ条件のPCR反応を他社(Supplier AII)のPCRバッファーとTaq DNA ポリメラーゼを用いて行なった。シングルコピーのヒトプリオンタンパク遺伝子が増幅された。M:マーカー。|ヒト嚢胞性線維症のシングルコピー遺伝子を図に示したアニーリング温度でQIAGEN TaqDNA PolymeraseとPCR Bufferを用いて増幅しました。使用したプライマーは、Tm が57.5℃ (GC 含有率:54.5%)のとき22 mer、Tm が85.2℃ (GC 含有率:78%)のとき32 merだった。反応液100 μl の10%をアガロースゲルにロードした。M:マーカー。|ターゲットテンプレート、それぞれ104、103、102 コピーに相当するヒトゲノムDNA、30 ng、3 ng、300 pgから嚢胞性線維症のシングルコピー遺伝子のフラグメントを増幅した。QIAGENのTaq DNA Polymeraseの3つの異なるロットを使用し、それぞれのPCR産物は1 %アガロースゲルで電気泳動を行ないました。M:マーカー。|Taq DNA PolymeraseとPCR Buffer(QIAGEN)、または他社(Supplier AII)の TaqDNA ポリメラーゼとバッファーを用いて、ヒトゲノムDNAから異なる長さの3種類のフラグメントを増幅した。各反応液の10%をゲルにロードした。同じPCR増幅の結果を示す。M:マーカー。|QIAGEN PCRバッファー中のアンモニウムイオンとカリウムイオンにより、プライマーのアニーリングにおける特異性が増加した。K+ はDNA バックボーンのリン酸基(P-)に結合し、テンプレートへのプライマーアニーリングを安定化する。サーマルサイクリング条件下では、アンモニウムイオンおよびアンモニアの両方として存在するNH4+は、塩基(B)間の水素結合に相互作用するため、ミスマッチの塩基間の水素結合を不安定にする。これら2 種類の陽イオンの組み合わせ効果により、幅広い温度範囲において非特異的なプライマーテンプレート結合に対する特異的な結合の比率が高く保たれる。|
パフォーマンス
Taq PCR Master Mix Kitは、他メーカーの試験されたキットに比べて優れており、時間のかかる至適化を必要とせずに、信頼性のあるPCR性能を確実に示します(図"再現性のあるPCR")。 Taq DNA Polymerase は、異なるプライマー/テンプレートシステムによる特異性の高い増幅を確実にします(図"Tm 値の異なるプライマーへの適応性" と "長いPCR産物の特異的増幅")。QIAGENのTaqDNA Polymeraseは、全てのロットで、低コピー数のヒトゲノムDNAをターゲットとした増幅実験により、PCR特異性の厳密さや再現性をチェックするなど、広範囲な品質管理テストを受けています(図 "ロット間での再現性")。ユニークなPCRバッファーがマスターミックスに含まれているため、異なるアニーリング温度あるいはMg2+ 濃度を用いて行なうPCRの至適化は、劇的に緩和され、多くの場合、不要となります(図 "幅広い至適アニーリング温度"および"異なったマグネシウム濃度への適応 ")。
Taq DNA Polymeraseの詳細データ

濃縮:5 units/µl
組み換え酵素:はい
基質類似体: dNTP、ddNTP、dUTP、ビオチン-11-dUTP、DIG-11-dUTP、蛍光-dNTP/ddNTP
エクステンション率72℃ で2~4 kb/分
半減期:97℃で10分、94℃で60分
増幅効率:≥105
5'->3' エキソヌクレアーゼ活性:あり
余分なA付加:あり
3'->5' エキソヌクレアーゼ活性:なし
混入しているヌクレアーゼ:なし
混入しているRNase:なし
混入しているプロテアーゼ:なし
自己プライミング活性:なし

原理

TaqPCR Master Mix Kitには 、QIAGENのTaq DNA Polymerase が、事前に混合された形で含まれています。この溶液は、QIAGEN PCR Buffer、MgCl2、および超高純度のdNTPを最適な濃度で含んでいるため、即使用することができます。PCRをセットアップするのに、プライマーとテンプレートDNAを加えるだけです。簡便なマスターミックスフォーマットにより、ピペットの誤操作が最小限に抑えられて、再現性の高いPCR結果が確実に得られます(図"再現性のあるPCR")。Taq PCR Master Mix は最長2カ月間、2~8℃で保存することもでき、使用する場合は解凍する必要がないのでPCR セットアップがより速く行なえます。

TaqDNA Polymerase

Taq DNA Polymerase は、スタンダードなPCRから特殊なPCRまで適応できる 高品質の組み換え酵素です(図 "Tm 値の異なるプライマーへの適応性" と"長いPCR産物の特異的増幅")。

QIAGEN PCR Buffer

革新的なQIAGEN PCR Bufferは、PCR至適化の操作を軽減することにより、時間と労力を節約するために開発されました。QIAGEN PCR Bufferは、KCl も (NH4)2SO4 も含んでいます(図"プライマーのアニーリングにおける特異性が増加")。このユニークなバッファーによって、特異的PCRの産物を増幅しやすくなります。PCR サイクルごとのアニーリングの間、非特異的なプライマー結合に対する特異的な結合の比率が、バッファーによって高く保たれます。このPCRバッファーは、KClと (NH4)2SO4 のユニークな配合比により、従来のPCR バッファーに比べ幅広いアニーリング温度やMg2+濃度の範囲で厳密なプライマーアニーリング条件を実現します。異なるアニーリング温度あるいはMg2+ 濃度を用いて行なうPCRの至適化は、劇的に緩和され、多くの場合、不要となります(図 "幅広い至適アニーリング温度"および"異なったマグネシウム濃度への適応 ")。

操作手順
TaqPCR Master Mixは、Taq DNA Polymerase、QIAGEN PCR Buffer、MgCl2、および超高純度のdNTPを最適な濃度で含んでいます。即使用可能な2xマスターミックスは、ピペットの誤操作を最小限に抑えるとともに、利便性を高めます。PCRのセットアップは迅速、容易、かつ単純ですが、プライマーとテンプレートDNAを加えるだけです。理解しやすいプロトコールがキットに付属しているため、特異的な増幅とPCRが、最初の試みから確実に成功します。
アプリケーション

TaqPCR Master Mix Kitは、以下のようなスタンダードな用途にも特殊な用途にも使用できます。

  • スタンダードな PCR
  • RT-PCR
  • スクリーニング
  • PCRによるDNAフィンガープリンティング(VNTR、STR、RAPD)

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キットハンドブック
1
For standard and specialized PCR applications with minimal optimization
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クイックスタートプロトコール
1
MSDS
1
Download Safety Data Sheets for QIAGEN product components.
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画像
Reproducible PCR
再現性のあるPCR
B型肝炎ウイルスの表面抗原(遺伝子S)をターゲットテンプレートとして10、20、50コピーからTaq PCR Master Mix Kitを用いて増幅した。同コピー数のテンプレート5個をそれぞれ同時に増幅した。全てのPCR産物は、同量を2%アガロースゲルにロードして電気泳動を行なった。C :ネガティブコントロール、M:マーカー。
A Wide Annealing-Temperature Window
異なったマグネシウム濃度への適応
表記のMg2+濃度で、QIAGEN PCR BufferとTaq DNA Polymerase (QIAGEN)を用いてPCR反応を行なった。同じ条件のPCR反応を他社(Supplier AII)のPCRバッファーとTaq DNA ポリメラーゼを用いて行なった。シングルコピーのヒトプリオンタンパク遺伝子が増幅された。M:マーカー。
Tolerance of Different Primer Tm Values.
Tm 値の異なるプライマーへの適応性
ヒト嚢胞性線維症のシングルコピー遺伝子を図に示したアニーリング温度でQIAGEN TaqDNA PolymeraseとPCR Bufferを用いて増幅しました。使用したプライマーは、Tm が57.5℃ (GC 含有率:54.5%)のとき22 mer、Tm が85.2℃ (GC 含有率:78%)のとき32 merだった。反応液100 μl の10%をアガロースゲルにロードした。M:マーカー。
Lot-to-Lot Reproducibility.
ロット間での再現性
ターゲットテンプレート、それぞれ104、103、102 コピーに相当するヒトゲノムDNA、30 ng、3 ng、300 pgから嚢胞性線維症のシングルコピー遺伝子のフラグメントを増幅した。QIAGENのTaq DNA Polymeraseの3つの異なるロットを使用し、それぞれのPCR産物は1 %アガロースゲルで電気泳動を行ないました。M:マーカー。
Specific Amplification of Long PCR Products.
長いPCR産物の特異的増幅
Taq DNA PolymeraseとPCR Buffer(QIAGEN)、または他社(Supplier AII)の TaqDNA ポリメラーゼとバッファーを用いて、ヒトゲノムDNAから異なる長さの3種類のフラグメントを増幅した。各反応液の10%をゲルにロードした。同じPCR増幅の結果を示す。M:マーカー。
NH4+ and K+ cations in QIAGEN PCR buffers increase specific primer annealing
プライマーのアニーリングにおける特異性が増加
QIAGEN PCRバッファー中のアンモニウムイオンとカリウムイオンにより、プライマーのアニーリングにおける特異性が増加した。K+ はDNA バックボーンのリン酸基(P-)に結合し、テンプレートへのプライマーアニーリングを安定化する。サーマルサイクリング条件下では、アンモニウムイオンおよびアンモニアの両方として存在するNH4+は、塩基(B)間の水素結合に相互作用するため、ミスマッチの塩基間の水素結合を不安定にする。これら2 種類の陽イオンの組み合わせ効果により、幅広い温度範囲において非特異的なプライマーテンプレート結合に対する特異的な結合の比率が高く保たれる。