組織中の DNA、RNA、タンパク質を迅速に安定化
  • 液体窒素やドライアイス不要
  • 採取した組織を簡便かつ即座に安定化
  • 組織を長期保存した後でも信頼できる解析を実現
  • システムバイオロジーのための標準化されたサンプル調製
Allprotect Tissue Reagent は組織サンプル中のDNA、RNA およびタンパク質を室温で迅速に安定化します。DNA、RNA、タンパク質のin vivo プロファイルを保持するため、信頼できるダウンストリーム解析を行なえます。安定化した組織は、15~25℃で最高7日間輸送可能、あるいは2~8℃で12ヶ月まで保存可能です。長期間の保存には、安定化した組織を–20℃あるいは–80℃で保存することができます。
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Allprotect Tissue Reagent (100 ml)
100 ml Allprotect Tissue Reagent, Allprotect Reagent Pump
76405
¥74,000

Allprotect Tissue Reagent  は分子生物学実験用です。疾病の診断、治療または予防の目的には使用することはできません。


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タンパク質活性を保持|遺伝子発現誘導を防止|RNA分解を防止|ウェスタンブロット用にインタクトなタンパク質|タンパク質分解を防止|Allprotectによる安定化のメカニズム|
ラット肝臓をAllprotect Reagent 中で保存し、その後トータルタンパク質をQproteome Mammalian Protein Prep Kit を用いて精製した。酸性フォスファターゼ活性は、液体窒素中で保存したコントロール肝臓から精製したタンパク質の値と同等であった。各バーは肝臓切片をduplicateで解析した平均値を示している。|ラット肺を25℃でAllprotect Reagent あるいはPBS 中に表記時間保存し、その後c-fos 発現のリアルタイムRT-PCR 解析を行なった。液体窒素中で安定化した肺の転写レベルに対する相対的な転写レベルを計算した。データはAllprotect Reagent がc-fos 発現を誘導しなかったことを示している。|ラット腸を25℃でAllprotect Reagent あるいはPBS 中に表記時間保存し、その後Madh7 発現のリアルタイムRT-PCR 解析を行なった。液体窒素中で安定化した腸の転写レベルに対する相対的な転写レベルを計算した。データはAllprotect Reagent がRNA分解を防いだことを示している。|ERK2 ウェスタンブロット解析の前にAllprotect Reagent 中の様々なラット組織を25℃で5日間保存した。ブロットのシグナル強度は液体窒素で安定化した組織の強度と類似しており、タンパク質の分解がないことを示している。|ヒト腸粘膜サンプルをAllprotect Reagent(4 ℃)あるいは液体窒素中で1 日保存し、その後質量分析した。Allprotect 処理したサンプルで液体窒素処理したサンプルと同様10 kDa以下 [A] と10~20 kDa [B] のタンパク質において類似したピークパターンが得られ、タンパク質が安定化されたことを示唆している。分析例を掲載している(データ提供;Indivumed GmbH, Hamburg, Germany)。|それぞれのAllprotector 分子はコンタクトポイントを持っており、複数のAllprotector 分子でDNA、RNA、タンパク質を取り囲み保護する。組織溶解により、Allprotector 分子は希釈され、離脱し、その結果DNA、RNA、タンパク質が遊離する。|
パフォーマンス
採取した組織をAllprotect Tissue Reagent 中で即座に安定化することでDNA、RNA、タンパク質のin vivo プロファイルを保持できます。そのため、室温(15~25℃)で最高7日間保存した組織でも信頼できるダウンストリーム解析が行なえます(図 "ウェスタンブロット用にインタクトなタンパク質"、"タンパク質分解を防止"、 "タンパク質活性を保持")。RNAの場合に、安定化は特に重要になります。転写物の量は組織採取後に急速に変化するからです(図 "遺伝子発現誘導を防止"、"RNA分解を防止")。Allprotect で安定化した組織から精製したRNAのAgilent 2100 Bioanalyzer による解析で高いRIN 値が得られたことはインタクトなRNA であることを示唆しています。Allprotect Tissue Reagentは、miRNAやメチル化ゲノムDNA、リン酸化タンパク質など関心が高まっている分子も安定化することが可能です。
原理

採取したばかりの組織をAllprotect Tissue Reagent 中に浸すことで、即座にDNA、RNA、タンパク質のin vivo プロファイルを保持できます。Allprotect Tissue Reagent中の組織サンプルは、凍結しなくとも安定に長期保存でき、室温では7日間まで、2~8℃では12ヶ月まで保存可能です。

本試薬はQIAGENがお届けするシステムバイオロジーのためのサンプル調製テクノロジーの1つで、貴重な同一サンプルからのDNA、RNA、タンパク質の同時精製を実現するAllPrep DNA/RNA/Protein Mini Kitと組み合わせて使用できます。Allprotectで安定化した組織は、DNeasy、QIAamp、RNeasy、Qproteome KitなどのDNA、RNA、タンパク質精製用QIAGENキットとも組み合わせて使用できます。酵素アッセイに使用する機能タンパク質は、Allprotectで安定化した組織からQproteome Mammalian Protein Prep Kitを用いて精製できます。精製操作の前にサンプルを3つに分割する必要がなく、DNA、RNA、タンパク質を最も効率よく回収できます。さらに、フェノールやアセトンのような有機溶媒も不要です。同一のサンプルからDNA、RNA、タンパク質を全て調製できるため、別々のサンプルからこれらの分析物を調製する際に起こるばらつきを排除できます。

DNA、RNA、タンパク質を個別に精製するQIAGENサンプル調製テクノロジーもお届けしています(表を参照)。これらのキットにはAllprotectで安定化した組織から機能タンパク質を精製できるQproteome Mammalian Protein Prep Kitも含まれています。Allprotectで安定化しQproteome Mammalian Protein Prep Kitで精製したタンパク質は、全てのダウンストリームアプリケーションに適しています。

Allprotect Tissue Reagent と併用できるQIAGENキット
精製する生体分子 推奨するキット
ゲノムDNA、トータルRNA、トータルタンパク質 AllPrep DNA/RNA/Protein Mini Kit
ゲノムDNA、トータルRNA AllPrep DNA/RNA Micro Kit
AllPrep DNA/RNA Mini Kit
ゲノムDNA DNeasy Blood & Tissue Kit
QIAamp DNA Mini Kit
トータル RNA RNeasy Plus Micro Kit* (少量の組織サンプル用)
RNeasy Mini Kit (溶解しやすい組織用)
RNeasy Plus Mini Kit* (溶解しやすい組織用)
RNeasy Fibrous Tissue Mini Kit (線維性組織用)
RNeasy Lipid Tissue Mini Kit (脂肪性組織用)
RNeasy Microarray Tissue Mini Kit (マイクロアレイ解析のための組織サンプル用)
トータルタンパク質 Qproteome Mammalian Protein Prep Kit
* キットにはgDNA Eliminatorカラムを含む。

 

 

操作手順

DNA、RNA、タンパク質を即座に安定化するには、採取したばかりの組織をAllprotect Tissue Reagent に浸します(図 "Allprotect による安定化のメカニズム")。室温で安定化および精製操作を行なえるため、危険な液体窒素やドライアイスを使用する必要がありません。採取した組織をAllprotect Tissue Reagent 中で即座に安定化することでDNA、RNA、タンパク質のin vivo プロファイルを保持でき、信頼できるダウンストリーム解析が可能になります。

Allprotect Tissue Reagentにより安定化した組織は、DNA、RNAおよびタンパク質が分解することなく室温で最高7日間、2~8℃で最高12ヶ月保存可能です。長期間の保存には、安定化した組織を-20 ℃あるいは-80 ℃で保存できます。

アプリケーション

AllPrep DNA/RNA/Protein Mini Kitを用いて、Allprotect で安定化した組織からDNA、RNA、タンパク質を同時に精製できます。Allprotect とAllPrep サンプル調製テクノロジーを組み合わせて使用することによりシステムバイオロジーにおけるサンプル調製を標準化できます。AllPrep DNA/RNA/Protein Mini Kit を用いて精製したゲノムDNA およびトータルRNAで全てのダウンストリームアプリケーションで最適な結果が得られます。アプリケーションにはリアルタイムPCRやRT-PCR解析が含まれています。本キットを用いて精製したトータルタンパク質はSDS-PAGE およびウェスタンブロットに最適です。

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サイエンティフィック・ポスター
1
キットハンドブック
2
For immediate stabilization of DNA, RNA, and proteins in animal and human tissues, and subsequent storage
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動物およびヒト組織中のDNA、RNA、タンパク質を即座に安定化した後、保存
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安全データシート
2
References
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