Human biomedical research, Microbiome, Foundation, Sample Technologies
微生物とマイクロバイオーム

ヒトマイクロバイオーム研究

人体におけるマイクロバイオームを理解する

ヒトの体は、臓器、組織、細胞、そして共存する微生物群が相互にコミュニケーションを取り合う、精緻なネットワークによって成り立っています。ヒトのマイクロバイオームは、代謝、精神、あるいは生理的な健康を促進することもあれば、逆に悪化させることもあり、これらの微生物コミュニティを解明することは、現代の研究において重要な課題となっています。一方で、ヒトマイクロバイオーム研究は非常に複雑です。体内の各環境はそれぞれ固有であり、そこから分離される試料は、含まれる細菌、真菌、ウイルス、古細菌といった微生物の特性や難処理性にかかわらず、実際の状態を正確に反映している必要があります。こうした課題に対応するため、QIAGENでは専任のマイクロバイオームチームが、高感度で信頼性が高く、かつ使いやすいキット、研究ツール、アッセイの開発に取り組んでいます。これらの製品や、それらを活用して研究を進めるマイクロバイオーム研究者について、以下でご紹介します。

ヒトマイクロバイオーム研究のために、幅広いキット、装置、ツールを取り揃えています。

最適なラボツール、キット、製品を今すぐ見つける

サンプル採取、RNAまたはDNA精製、dPCR、NGS、デジタルデータ解析など、ヒトマイクロバイオーム研究、微生物の同定と検出、または農業や食品検査に特化した製品が見つかります。

ウェビナー、技術ガイドライン、実例など、ヒトマイクロバイオームに関する必要なリソースがすべて揃っています

Stool, swabs and saliva technical guidelines – expert advice for free
ヒトマイクロバイオームに関する最新のガイドライン、ヒント、コツを見つける

サンプルに関するガイドライン、ヒント、コツ、ウェビナーをお探しですか?当社のヒトマイクロバイオームナレッジセンターをご覧ください。糞便、スワブ、唾液、組織からのヒトマイクロバイオームのDNAおよびRNAの分離、NGS、dPCR、デジタル解析を用いた分析など、ヒトマイクロバイオームに関する最新情報は、当社のヒトマイクロバイオームナレッジセンターでご確認いただけます。

ネアンデルタール人のように微笑む

歴史を通じた口腔内マイクロバイオームは、より良い健康状態への鍵となるのでしょうか。Laura Weyrich博士(PhD)は、その可能性があると考えています。ネアンデルタール人は、驚くほど良好な口腔内マイクロバイオームを有していました。現在、同博士はこの知見を活かし、現代の歯科医療に関する新たな洞察を得る研究に取り組んでいます。口腔内マイクロバイオームの歴史返還と博士自身のマイクロバイオーム研究の歩みについて、ぜひこちらをご覧ください。

腸内マイクロバイオームはがん治療の副作用を軽減できるか

ヒトの腸内細菌叢は、健康全般だけでなく、特定の治療法の有効性にも関与しています。Hannah Wardill博士は、腫瘍患者の治療に伴う副作用の軽減を目指して、ヒトの腸内微生物に関する研究に取り組んでいます。

Hannah Rose Wardill
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ヒトマイクロバイオームとは?

人体表面や体内に生息する微生物(細菌、古細菌、真菌、ウイルス、真核生物など)は、総称してヒトマイクロバイオームと呼ばれます。これらの微生物は、人体の様々な組織、部位、体液に生息しており、その構成によっては有益な場合も有害な場合もあります。

ヒト腸内マイクロバイオームは健康と疾患において、どのような役割を果たしているのですか?

腸内マイクロバイオームは、ヒトの健康と疾患において極めて重要な役割を果たしており、発達、免疫、栄養に不可欠な要素です。腸内マイクロバイオームと脳や行動との相互作用は、「マイクロバイオータ―腸―脳軸(microbiota–gut–brain axis)」として知られており、これらを結び付ける基盤となる分子メカニズムが、近年徐々に解明されつつあります。腸内マイクロバイオームの恒常性の乱れは、全身性疾患(肥満、糖尿病、がん、アトピー)および腸管関連疾患(過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(IBD))を含むさまざまな病態と関連していることが示されています。